離婚が与える子供への影響~アンケート調査まとめ~

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離婚が与える子供への影響~アンケート調査まとめ~

親子離婚を考える・・・
人生の中の重いテーマの筆頭かもしれません。
決断の外因には、様々な因子があると思います。
両親や職場などを含めた世間体。
それ以上に大きい問題になるのがお子さんですね。
現在お子さんのいない家庭ならば、お互いの話し合いの中で事足りますが、お子さんがいると話は別です。

実際にお子さんがいた家庭の離婚。
その実態をアンケート調査したものがあったので、その結果を簡単にまとめてみました。

離婚と子どもアンケート調査

離婚について、子供に説明はしたのか?

お子さんの年齢により多少の変化がみられます。
説明をした 70%
説明をしなかった 30%
比較的子供が幼い、幼稚園未満がこのケースに当てはまります。

これが小学校になると説明したが80%
中学校以上になると、説明したが90%に届きます。
全年代を通して、説明したが100%といったケースが存在しないのが、不思議なところです。

理由としては[子供が理解が出来ると判断できない]など、回答は様々でした。
しかし、要約すると理解が出来ないというよりも、説明が出来ない・説明をしたくない、その様にとれる回答でした。

両親の離婚に対する子供の意見

親側の意見があれば、子ども側の意見も当然存在します。
子供の反応としては、「親の身勝手」「子供の権利」「子供に対しての責任」。
これらが全体を占めるようになります。
また、この意見は幼少期だけではなく、成長し社会人となる年齢に達しても、引きずる傾向が強いようです。

「子供だから分からない」「家族だから察する」というものではなく、「子供といえどきちんとした説明をして欲しい」という意見が100%を占めています。

離婚当時に両親に意見が言えたか否かに関しては、30%程の子どもしか[言えた]との回答がありませんでした。

年齢や子供としての立場は、幼い・幼くないに関係なく、それぞれの年齢で立場を理解しています。
そして子供が離婚に同意できたケースは、全体の5%程度です。

子供のいる家庭の離婚話で、[子供は理解してくれた]その様な話を聞きますが、親が察していないだけで、現実は子供が立場を理解し、子供が心に秘め我慢をしている。
これが現実であり、前述の様なケースはレアケースである事は、子供や今後の貴女の人生の為にも、理解した方がいいですね。

当事者どうしの意見や話し合いだけでも厄介ですから、子供には説明し難い。
その様な理由は理解できなくはありません。
しかし、一方で子供も立派な当事者であり、子供の人格形成や人生に少なからず影響を与える事を、忘れてはいけませんね。

親権や養育はどちらに?

子供の年齢や性別に関係なく、殆どのケースで母親が権利を得るケースが多いです。
これらの背景には、現在の裁判制度や過去の判例結果が大きく影響しています。
裁判官や調停員の中には、子供を育てるには母親の影響が大きく、父親よりも母親の方が育児に適しているといった考えが根深く残っているからです。

また、女性よりも男性の方が収入が得やすく、養育費が払い易いといった考え方が見え隠れします。
先進国の中でも日本特有の考えとも言えますし、現在の社会風潮を考えてない世俗に疎い判断なのが、残念でもあります。

母親が養育権や親権を得られないケースには、母親側の浮気やギャンブルによる浪費・借金などが、離婚理由である事が全体を占めています。

母親に養育する金銭的背景が薄いからといって、父親が親権や養育権を得るケースは少ないですね。
理由としては養育費が収入の一部と考えられ(法的には子供の取得になり、母親の生活には別問題なのですが)、一人親制度など社会的に保護されるので、パート程度の収入でも養育は可能と考えられているからです。
現実はその様に甘くは無く、やはり世俗に疎い判断といえます。

またレアケースで、親権は父親・養育権は母親といったケースが存在します。
このケースの場合、逆の親権は母親・養育権は父親のケースが無いに等しいのも特徴です。
社会的な背景もあり、90%近くが親権や養育権が母親にあり、養育権のある母親と生活をする子供達ですが、子供側の反応はどうなっているのでしょうか?

母親・父親どちらであっても、子供は不満をもっている

アンケートの結果を見る限り、どちらの親と生活をしても子供は不満をもっています。
たとえ暴力的な父親で、母親にとっては耐え難い夫であっても、子供にとって悪い父親とは限らないからです。

また、逆にギャンブル依存、場合によっては覚せい剤依存の母親で、夫からみて耐え難い妻であっても、子供からみた場合悪い母親とは限らないからです。
子供は子供で人格をもっています。
幼い子供であっても、子供なりの判断もしています。
ですので、子供にとってどちらかが悪いといったケースの方が、レアケースといえます。

子供には子供の意見や判断がある。
当たり前の事ですが、自分の事でいっぱいいっぱいになる離婚では、つい忘れがちになってしまう事が多いようですね。

養育費について

子供がいる環境での離婚で、必ずこじれてしまう養育費。
慰謝料同様に金銭的な話し合いで、円満なケースは存在しないといっても過言ではありません。

金額の大小もそうなのですが、養育費は想像より遥かに下回った金額しか得られません。
一般的なサラリーマンであっても、月額5万円未満のケースが多いようです。
養育費を支払う側にも生活があるので、このような金額が多いようです。

問題なのは、この養育費が不払いのケースが凄く多いことです。
きちんとした統計は出ていませんが、半数以上のケースで未払いが発生してるとも言われます。
未払いですが、借金とは違いますので、弁護士を頼んでもあまり強硬な取立ては行われないようですね。

離婚を境に生活が大きく変わり、会社員が無職やアルバイトとなり、激減した収入により、払いたくても払えないといったケースが、近年増加傾向にあるとの報告も見聞きします。

結論から言えば養育費が順調に支払われるケースは少なく、当初の金額よりも減額や、早ければ数ヶ月で未払いとなってしまいます。
アンケート調査を見る限りでは、慰謝料や養育費の類は得られないと思ったほうがいいのかもしれません。
もし今現在、離婚を考えているのなら、そのことを念頭にいれておく必要があるでしょう。

まとめ

離婚は子供の面からはメリットが殆ど無く、余程身体的に影響が無い限り、デメリットしか存在しないと言えます。
心の重石は大人が考えるより遥かに重く、心に与える影響だけではなく、精神疾患や身体に直接影響を与えるケースも多くあります。
鬱や発育異常の報告もあり、当事者の大人より深刻かもしれません。
近年は少なくなっているとはいえ、進学や就職に与える影響も少なくありません。
その為幼少期から不満を引きずり続けるケースも多々あります。

同時にその様な引け目を感じず成長するケース。
両親が揃っている家庭よりも幸せだと話されるケースもありますが、全体的には子供にとって、離婚は不幸なケースだといえます。

離婚に至る理由や経緯は貴女自身しか分からず、私を含めた第三者が意見を述べたり、肯定・否定や是非を論議するのはナンセンスです。
ですが、当事者が忘れがちになる[子供も立派な当事者の一人であり、親の所有物ではなく別人格]といった、当たり前の事を思い出すようにアドバイスはでき、現実といった統計をお話する事はできます。

今現在、離婚を考えている貴女。
離婚の先にある貴女の未来と、子供の未来は別物であり、余程の資産家でもない限り、離婚後の現実はとても厳しい。
その事を今一度理解し、思い返した後に決断をされる事を、切に願います。

この記事は、公益社団法人 家庭問題情報センターが行った調査報告書「養育環境の変化と子どもの成長に関する調査研究」のアンケート結果をまとめたものです。
 
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